Nigel Cabourn

◯ Nigel Cabourn - MOUNTAINEER DOWN JK - KHAKI

◯ Nigel Cabourn - MOUNTAINEER DOWN JK - KHAKI

水鳥の胸毛を使った上質なダウンジャケット。体温によって暖められた空気の層を効率よく保持し、同時に余分な湿気を排出するため寒冷地での着用に好適な資材です。 表地はタスラン加工を施したナイロン。衣類などに使われる糸はその構造から長繊維(フィラメント)と、短繊維(スパン)に大別されます。前者の代表がナイロン糸や絹糸。釣りで使うテグスのようにすべすべした均一の太さや手触りのとても長い一本の繊維から出来ています。後者は絹以外の全ての天然繊維、綿や麻など。一本の繊維の長さは短いものは数ミリ、長いものでも多くは5センチ程度まで。これらの短い繊維を撚り合わせて(撚糸して)一本の糸にしたものです。ツルツルした長繊維よりガサガサしており、その原因は短繊維の端っこが毛羽となり糸の方面全てからまんべんなく飛び出しているからです。 本ファブリックはナイロンの長繊維(フィラメント)ですが、かさついたマットな手触りと ドライタッチをもっています。これは極細の長繊維を引きそろえて束となしたものに同じ長繊維を圧搾空気を使って不均一なループ状に絡め巻き付け結束させたものです。 短繊維のように撚糸したものではありません。 この不均一なループが凸凹したマット感に繋がります。 原料がナイロンフィラメントですから、強力な対引き裂き強度を持つ頑丈なファブリックとなっています。 デザインは1941年から42年までの僅か1年間、U.S.A.A.Fによって運用されたシープスキン製のフライトジャケットと山岳部隊が引用したマウンテンジャケットのデザインを折衷したものです。 当時の軍用機は充分に与圧されていなかったので、マイナス50度まで下がるエキストラ・ヘビーゾーンでの着用を目的とし、アラスカにベースを置いた航空隊に支給されたことから前者はアラシカンジャケットの異名もあります。 現代の旅客機は地上と同様に与圧されているので気温も地上と同様です。ただし与圧はアクシデントには弱い一面もあります。機体に小さな穴でも開いた場合はたちまち機内の人や機材が吸い出され機体はさらに損傷します。なので、現代の軍用機も意図的に充分に与圧されていません。


(SIZE)
46(S) (身幅 62.5cm 着丈 86cm 裄丈83cm)
48(M) (身幅 65cm 着丈 89cm 裄丈87cm)
50(L) (身幅 68.5cm 着丈 92cm 裄丈90cm)


(素材)
表地/裏地ナイロン100% フード裏 毛87% ナイロン10%
  その他3% 中綿 ダウン80% フェザー20% 皮革部分 牛革
(生産国)
日本


《Nigel Cabourn ナイジェル・ケーボン》

1949年イギリス生まれ。
17才でニューカッスル・アポン・タイン大学のファッション学科に入学。 ファッションキャリアのスタート地点に立つ。
カレッジの最後の年に自らの会社"CLRICKET CLOTHING LTD."を起ち上げる。
3年後にはパリで行われたメンズウェアショー"S.E.H.M"に出展。ハリス・ツイードを使ったコレクションを発表。
本格的に海外への展開を開始。
1996年ロンドンのコベント・ガーデンにNigel Cabourn一号店をオープン。
ナイジェル・ケーボンのコレクションは現在ふたつのラインで展開されている。
ひとつは日本で生産されている。"Main Line メイン・ライン"。もうひとつがイギリスのメーカーで可能な限りイギリス産の生地を使って生産する"Authentic Line オーセンティク・ライン"である。 どちらもナイジェル自身によるデザインとなっています。

*PC、モニター、ブラウザーの環境により実際の色やイメージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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