quitan
直線的なつくりをベースにしつつも肩傾斜から首元に沿ってやや立ち上がり 着物の襟のようにも見えるパターンで仕上げたVネックのプルオーバー。 起点の高い前下がりの空きは、どこか韓国の周莫衣のようにも見えます。
私達の世界は、豊かな”違い”で溢れていました。 世界中に散りばめられたそれらは、決して不調和などでなく、それぞれの地に根を張り、共存していたことでしょう。 ほんの100年前の世界、文明の発展とともに多様性が失われる前の世界とは、一体どの様なものであったのだろう。 点と点とを線で結び、紐解いてみたいのです。 "quitan"とは、そういった、いきいきとした文化との交歓の記録なのです。