DEEP POCKET
コンチェリア(イタリアの革なめし工場)名門のトスカーナのタンナーが作っているベジタブルタンなめしのカーフスキンのバケッタレザーを使用しています。バケッタ仕上げはトスカーナの伝統的な革なめしの技術で、特殊な魚から採っているオイルをガラスヘラのようなツールで大きな
このベルトの最大の特徴である非常に長いシルエット。バケッタレザーはコードバンのメガネのような大きさが取れないため、リンキング(縫い合わせて)長さを作っています。そして、単純に継ぐのではなくアクセントと耐久性を兼ね備えた新しいディティールを採用しています。リンキングだけでも10種類以上の方法を試した結果、このデザインになっています。マシンで縫うよりも高い耐久性を持てる構造になっています。
そしてナオコワタナベの特徴的なハンドステッチが際立ちます。リングが素材感があるので、ステッチはあえてバイカラーにして、コントラストを付けています。この特徴的な玉止めの方法は、ナオコワタナベへのオーダーで新たに開発してもらっています。後ろが三つのラインだけに見えるのに対して、前はボコッと縫製が浮いているように作って欲しいと。幾度となくテストを繰り替えし、この形に辿りつきました。 このリンキングも、ただ単に重ねて縫製するのではなく溝を切って縫製して、その周りをスレッドで巻いて、あたかも1本の線が入っているだけのように見せています。そしてベルトの先端にも玉止めと、アクセントでステッチでパーツを施し、斜めにカットしています。
DAN TOMIMATSUのオーダメーメイドのラインであるビスピークからリングを特注で号数を大きくしたものを発注して実現しています。925のスターリングシルバーでデザインして新たにキャストを作ったものです。こちらのリングは他のラインと対比した磨き上がったデザインになっています。